株式会社 サドヤ

掲載日:2018/1/25 (更新日 2018/3/28)

Vol.1

オール甲府産のスパークリングワインで乾杯

【目次】

甲府市で操業している理由

私たちにとって「ワインをつくる場所」よりも「原料となるぶどうを栽培する場所」が最も重要です。

「ぶどうをどこで栽培するか」ー私たちが選んだのは甲府市善光寺の北側の山の斜面でした。

そして農場から近いところでワインを作るべく、現在のこの場所、甲府市北口に醸造所を構えました。

ワインは収穫したぶどうの状態を超えることはありません。

つまりワインは栽培したぶどうの品質次第なのです。

収穫したぶどうをどう活かすか、これがワイン醸造という仕事だと思っています。

「すべてはぶどうのため」―サドヤが甲府市で操業している理由ですね。

 

サドヤ外観

 

特徴

1つ目の特徴は甲府駅から近いという立地だと思います。

甲府駅から近いため、観光で山梨へ、そしてサドヤへというお客様も増えています。私の子どもの頃は、観光のお客様がワイナリーに来るなんてほとんどありませんでした。近年サドヤに訪れる観光のお客様の増加は、世の中のワインに対する関心の広がりの表れだと思います。

2つ目の特徴としてサドヤは比較的県外や昔からご愛飲いただいているお客様が多いことです。

長年甲府市で栽培から醸造まで一貫して行っていることが商品にも反映し、その点をお客様にご評価いただいているからだと思います。

 

貯蔵庫などの見学が可能(有料)

 

企業風土・社員教育・人材育成

特に社員教育・人材育成のマニュアルやシステムがあるわけではありません。

有難いことに社員が「サドヤのワインの魅力を伝える」ことを共通の役割だと考えてくれています。

サドヤはレストランや結婚式場の運営など、社員がお客様や外部の方に接する機会も多い職場です。「サドヤの魅力を伝える力」は、外部の方に接する事で鍛えられ、磨かれているかもしれません。

女性の産休・育休後の職場復帰やキャリア形成は大変だと言われています。

サドヤでは、現在2名の従業員が産休から復帰しています。

出産後もサドヤで働きたいと言ってくれる人に「小さい子どもがいるから受け入れられない」というのは野暮だと思うんです。

お子さんが小さい時は突然の病気やけがなどで遅刻や早退をしなければならない場合もあるでしょう。そこは一緒に働いているわけだから社員同士で協力しあえないか、それだけです。補い合って何とかなるならお互い働ける方が幸せだと思いますし。

それに職場復帰した女性の「自分のためではなくて子どものためにがんばりたい」という意欲は出産前より高いと思います。

そんな意欲を持った人は今まで以上に職場に貢献してくれると思いますし、これまで築いてきたキャリアや経験が今後の仕事に活きると考えています。

 

地域振興

企業は地域の方々のご理解やご協力あってこそ成り立つものだと思っています。

私たちも感謝の気持ちを忘れず、自分たちの事業によって地域振興に貢献できればと考えています。

昨年は地域振興の一環として、甲府市、山梨大学と協力し、甲府開城500年記念のスパークリングワインを作りました。山梨大学が武田神社の境内から採取した酵母と甲府市で育てた甲州種のぶどうを使用し、乾杯の1杯目から楽しめる仕上がりを意識して醸造しています。

地産地消といいますが、甲府市で作ったワインはそれを育んだ甲府市で飲むのが一番おいしい。

サドヤは地元の食材を使ったお料理とワインのレストランも併設しています。食の面から甲府市の魅力をサドヤでご堪能いただくことも地域振興に繋がっていくと思っています。

 

ワインショップも併設

 

今後の展望

海外からのお客様は増加し、複数回訪日されたリピーターの方が甲府市に来るケースも増えてくると思います。そんな観光のお客様にサドヤをもっとよくわかっていただくための環境づくりが今後の課題です。

 

未来に向けて

長年ワイン醸造してきてはっきりしていることがあります。「個性を磨く」ことの大切さです。

自然相手のことなので毎年よいぶどうが収穫できるわけではないし、天候の影響は必ず受けます。

その中でもそれぞれの品種の良さ・特徴を引き出していく。

「個性を磨く」ことは一朝一夕でできるものではなく、これまで積み重ねてきたものの上に現れるんです。

そして個性を磨けば磨くほど、好みは分かれます。

では10人中5人の方が良いというワインを作ればいいのか?

私たちはそう思ってはいません。

個性を磨いて、より多くの方に評価していただけるワインを目指していきます。

 

 

サドヤについて

サドヤは1917(大正6)に曾祖父今井精三が甲府市に創業したワインの醸造販売を手がける企業です。

曾祖父は「日本でも地域の気候や風土に合ったぶどうでワインを作りたい」という想いを持って、輸送手段が船しかなかった時代にフランスからワイン専用ぶどうの苗木を甲府まで運び、自ら栽培を始めました。

「その土地の気候や風土に合った原料で、美味しいワインが作りたい」という想いはサドヤの核となり、現在に引き継がれています。

 

 

Relayed

POINT

サドヤは1917年(大正6年)に甲府市で創業しました。
甲府駅から近いため、観光で山梨へ、そしてサドヤへというお客様も増えています。
長年甲府市で栽培から醸造まで一貫して行っていることが商品にも反映し、その点をお客様にご評価いただいているようです。

INFORMATION

株式会社 サドヤ

社名 / 株式会社サドヤ
住所 / 〒400-0024 山梨県甲府市北口3-3-24
電話番号 / 055-251-3671
URL / http://www.sadoya.co.jp/winery/
営業時間 / 10時~18時 【店舗】年中無休(年末年始を除く)